Aug 16 2024
ワイン倉庫の保管サービスとは?預けるメリットや倉庫の選び方を解説!

大切なワインを適切に管理したいなら、ワイン倉庫による保管サービスがおすすめです。
この記事では、ワインの保管・熟成の基礎知識に加え、ワイン保管サービスの概要やメリットをご紹介します。
ワインの保管・熟成に適した環境条件
ワインは適した環境下で保管しないと、品質維持や適切な熟成ができません。まずは、ワインに適した保管・熟成環境とはどのような条件が整った環境なのかをご説明します。主なポイントは温度・湿度・光・振動です。
温度:13C°〜15C°
ワイン保存でもっとも重要なのが温度設定です。具体的には13~15℃程度に保つ必要があります。たとえば日本の夏のように25℃を超えるような環境でワインを保存すると、一気に劣化します。高温で保管したワインは、ボトルの中で膨張し噴いてしまうことがあります。一度噴いてしまったワインからは、良い香りやワインの持つ本来の味わいは感じられなくなってしまいます。一方、温度の低い環境で保管すると熟成が進まなくなります。さらに、低温で保管したワインは、果実味が損なわれたり気になる匂いが出てきたりもします。
温度差もワインにとっては大敵です。急激な温度変化により劣化が進むと、ワインが酸化したり味わいが変化したりします。また、温度変化の多い環境での保管は、雑味や不快な香りが発生する原因にもなります。冷蔵便でワインが届いた場合は、すぐに冷暗所へと移してください。その後も温度差が出ないよう、環境を整備する必要があります。
上記を踏まえ、自宅でワインを保管するのであれば、床下収納や冷蔵庫の野菜室といった温度変化の少ない場所が最適です。
湿度:60%~80%
コルクに空いた微細な穴から空気がボトル内に送られることで、ワインはゆっくりと酸化を進め熟成していきます。しかし、ワインのコルクは空気の乾燥によって収縮します。そのため、湿度が低すぎるとコルクが縮んですき間ができてしまい、空気がボトル内に入り込み過ぎて、ワインの酸化が進んでしまう可能性があります。この事態を防ぐためには、湿度を60~80%に保つことが大切です。
ワインセラーは湿度管理機能が無いものも多いので、個人で保管する場合は注意が必要です。所有しているワインセラーに湿度管理機能がついていない場合、水が入ったコップなどの容器をワインと一緒に庫内に入れることで加湿できます。
また、ワインセラーを持っていない場合は、短期間の保管であれば、新聞紙でぐるぐる巻きにして冷蔵庫保管する方法や、保管する部屋の湿度を加湿器で管理するという方法もあります。しかし、湿度管理は容易ではありません。長期保管するのであれば、湿度管理ができるワインセラーや、専門の保管サービスを利用するのがよいでしょう。
直射日光や照明の光が当たらない
ワインは紫外線に当たることで、香りの劣化などが発生します。保管の際には、直射日光が当たらない場所に保管しましょう。ちなみに、緑色や茶色のワインボトルが多いのは、紫外線から中身を守る意味があります。
また、日光だけでなく蛍光灯や白熱灯も退色や劣化の原因になり得ます。窓辺を避けるだけでなく、照明の当たらない場所で保管をしてください。
振動が発生しない
ワインのなかには多くの微粒子が存在します。振動によってそれぞれがぶつかり合うと安定性が失われ、ワインの味やなめらかさ、しなやかさに悪影響を与えるため注意が必要です。また、振動や衝撃を受けたワインは酸化が進むため、果実味が損なわれたり色味が変化したり、品質の劣化にも繋がります。
通常ワインは製造過程で酸化したワインが表面に薄い膜を張っており、膜に覆われたワインが酸素に触れづらくなっています。それにより、急激な酸化を抑えゆっくりと熟成するのですが、振動や衝撃が加わるとボトル内に対流が生じ、膜が剥がれ酸化が進んでしまいます。
ワインを保管する際は、振動を防ぐために扉の開閉が少ない場所を選びましょう。また、車の振動なども考え、車庫に接しているような場所は控えてください。

ワイン保管方法の種類と費用感
ワインの保管方法には、ワイン保管サービスの利用と自宅のワインセラーでの保管があります。ほかにも、ワインを保管する専用の部屋を借りたり地下室を作ったりして、常時エアコンや加湿器で適切な環境を整えているケースもあります。
ここでは、より一般的なワイン保管サービスとワインセラーでの保管について、特徴と費用感を解説します。
ワイン保管サービス(レンタルセラー)
ワイン保管サービスのサービス内容は、運営会社によって異なります。なかには1本から保管を受け付けてくれるところもあるため、ご自身のニーズにあったプランを提供しているところを選びましょう。
また、プランだけでなくセラーのロケーションや設備、特色なども判断基準となります。たとえば珍しいセラーだと、現在は使われていない鉄道のトンネルをワイン貯蔵庫として再利用している「勝沼トンネルワインカーヴ」があります。100年以上前に建設されたレンガ造りのトンネル内は、年間を通じてワインの長期熟成に最適な条件が整っています。「勝沼トンネルワインカーヴ」は2024年2月現在全ての枠が埋まっており、新規で契約はできませんが、普通とは違う施設に預けてみたい方や、ワインの付加価値を高めたいと考える方は、このようなサービスを探してみるのも良いでしょう。
ワイン保管専門のサービス以外にも、ワインの保管や熟成に適した環境をレンタルしてくれる「ワイン保管サービス」を提供しているワインショップや倉庫会社もあります。高級ワインの品質を確実に維持し、正しく熟成を進めたい方におすすめです。
なお、オプションで定期的な状態確認などを行っているワイン保管サービスもあります。外部サービスを利用してワインの保管を検討している方は、こうしたサービスについてもチェックしておきましょう。
自宅でのワインセラー保管
自宅でワインを保管するには、ワインセラーの利用がおすすめです。ワインセラーとは、簡単にいうならワイン専用の冷蔵庫のこと。ワインを一定の温度で保てる収納庫です。
ワインセラーを利用する主な目的は以下の3つです。
- ワインの品質を保つ
- ワインをおいしく飲める温度を維持する
- ワインを熟成させる
ワインセラーの冷却方式には、主に「ペルチェ」と「コンプレッサー」の2種類があり、目的に応じて必要なワインセラーを選ぶ必要があります。熟成をさせるなら、ペルチェ式よりも高い冷却パワーで安定した温度を長期間保ってくれるコンプレッサー式が良いでしょう。
ただし、保管できるワインの数にもよりますが、ワインセラーはサイズが大きいものが多いため場所を取ります。加えて、停電や故障による温度上昇といったリスクもあるため購入検討時には注意が必要です。
高品質なワインは自宅ではなく倉庫で保管がおすすめ
高級ワインは、保管の仕方次第では劣化が起こり、価値を落としてしまう可能性があります。より厳格な保管を求める場合は、自宅でのワインセラーではなく倉庫での管理がおすすめです。倉庫での管理をおすすめする理由は主に以下の2つです。
ワインの品質が保たれる
自宅のワインセラーでワインを保管する際に大変なのが、徹底した温度・湿度管理です。前述のとおり、ワインの品質劣化を防ぐためには厳密な保管環境が必要です。しかし、個人所有のワインセラーはあくまでも自宅設置となりますので、建物の構造も含めて管理には限界があります。
倉庫保管は、厳格な管理をすべて運営会社に任せられるのがメリットです。24時間365日体制で管理業務が行われているため、個人には難しい品質保持が可能になります。また、近年ではワイン保管に特化した倉庫もあり、市場価値の高い高級ワインの保管も安心して任せられます。
家のスペースを気にせず保管できる
ワインセラーはある程度の大きさがあり、置き場所についても適した条件があるため、自宅に設置できる台数には限界があります。所有しておきたいワインが増えると収納が難しくなり、欲しいワインが見つかってもスペースが理由で購入を見送らなくてはならなくなります。
その点、ワイン倉庫には十分な広さがあるため、数本ワインが増えたとしても問題ありません。自宅スペースが少ない人にこそおすすめです。

ワイン保管サービスを選ぶポイント
一口にワイン保管サービスといっても、運営会社によってクオリティや内容は異なります。以下から、ワイン保管サービスを選ぶ際のチェックポイントを解説します。
ワインの保管に最適な環境か
大前提として、ワインの温度・湿度管理を徹底して行っているかどうかはもっとも重要なポイントです。年間を通して温度14℃±1℃、湿度70%±10%を保てるかどうかを確認しましょう。また、短期の保管だけでなく、長期の熟成にまで対応できるかどうかもチェックしておきましょう。
災害に備えた設備があるか
災害発生時にも適切なワインの保管ができる設備が整っているかも、ワイン保管サービスを選ぶ際のポイントです。たとえば地域全体での停電といった事態が行った際には、非常用電力が必要です。加えて、温度・湿度を維持するためには建物自体の構造も関わってくるでしょう。耐震基準や浸水対策といった部分までチェックをしてみるのがおすすめです。
そのほかにも、災害時の燃料供給を行える専用車両と契約といったバックアップ体制が整っている運営会社であれば、より安心してワインを預けられます。
定温配送など劣化を防ぐ工夫があるか
ワインの劣化を引き起こす要因のひとつに、配送時の温度があります。保管時には適温が保たれていたとしても、配送時に高温・低温に触れてしまうと味が落ちてしまう可能性があるのです。
こうしたリスクを回避するために、定温(リーファー)配送サービスに対応している運営会社もあります。倉庫内の温湿度管理を行うのはもちろん、配送時には温度管理が可能なコンテナ便を使用。外気に一切触れないまま商品の搬出入を行います。
セキュリティ対策は万全か
盗難等の防止対策はもちろん、取り違えといった事故を防ぐために、倉庫のセキュリティレベルを確認することも大切です。セキュリティレベルを確認する際は、物理的な面だけでなく、ネットワークのセキュリティ対策もきちんと行われているか確認しましょう。
近年は、倉庫内に設置した機器類をIoT化し、ネットワークに接続して業務効率化を行うところも増えてきました。管理工数の削減や、ヒューマンエラーの防止に対してシステム化は有用です。
一方で、IoT機器を狙ったウイルスの感染や遠隔操作による犯罪などのセキュリティリスクも高まります。鍵が付いているかといった基本的な部分に加えて、こうしたネットワークセキュリティについてもしっかりと確認を行いましょう。
購入から配送まで一貫して対応・サポートしているか
外からワインを日本国内へ輸入するようなシーンでは、通関手続きが発生します。ワイン保管サービスを選ぶ際には、これら一連の手続きをサポートしてくれるかもチェック項目の一つです。たとえば、物流センター内に保税エリアを持つ運営会社であれば、輸入から入出庫、保管、配送をまとめて任せられます。本来は別々の手続きですが、委託先を一本化できれば管理負荷の軽減になります。
このように、ワイン倉庫が保税蔵置場になっており、海外貨物の受け入れができるかどうかは、ぜひチェックしてみてください。
なお、海外倉庫を使った保管サービスであれば、国外へ輸送しない限り通関業務は発生しません。海外のワインを入手し、保管する場合は、国内だけでなく海外倉庫を提供するサービスも検討してみましょう。

大切なワインの保管は「+alt」におまかせ!
ワイン保管サービスの概要と、ワインの保管方法や適した環境条件などを説明しました。ワイン保管に際しての重要なポイントは、温度・湿度・光・振動です。これらをきちんと整備すれば、お気に入りのワインや特別な日に飲むためのワインを個人でも保管可能です。しかし、数多くのワインや価値のある高級ワインを所持している場合、やはり個人で保管するのは不安が残ります。大事なワインを適切に管理するには、ワイン倉庫の保管サービスの利用がおすすめです。
専門のサービスにお任せする場合、購入から保管、管理などをオンライン上で完結できるワインコレクションサービス「+alt」がおすすめです。「+alt」に預けたワインは、世界70か国の高級ワイン所有者が利用するイギリス最大のワイン専門保管施設で保管され、経験豊富なスタッフが管理いたします。
厚いレンガ壁で建てられた同保管施設は、外部の熱と光の影響を最小限に抑えることができます。さらに、最先端技術を取り入れた環境制御装置を用いて、施設内をワイン保管に適した環境に保っています。セキュリティレベルも高く、ワインは顧客ごとに識別できる形で保管され、電子的監視システムで常に監視されています。また、すべての倉庫に火災警報器と侵入者警報器が設置されているため、物理的なセキュリティも万全です。
大事なワインを適切な環境下で安心して保管したい方は、ぜひ「+alt」のご利用をご検討ください。
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